Googleによる脱Cookieのネット広告の仕組みを『FLoC』から『トピックAPI』へ転換

プライバシーの観点からサードパーティCookieを利用したターゲティング広告の規制に業界の流れが向かっていく中、GoogleがChromeにおけるサードパーティCookieのサポートを2年以内に廃止すると2020年に表明し、サードパーティCookieの代替策として『FLoC』を考案していたが、これはこれでプライバシー侵害につながるとさまざまな団体から酷評を受けていた

▼参考記事
Googleが模索するプライバシー保護と広告の効率性の両立

Googleは2022年1月25日、『FLoC』に取って代わる仕組みとして『トピックAPI』という仕組みを発表した

『トピックAPI』仕組みの概要は、ブラウザが閲覧履歴に基づいて『その週の最大の関心事』となるトピックを用意された中から決定、ブラウザはトピックを3週間分保存し、ユーザーがトピックAPIを導入したウェブサイトに訪れた際に過去3週間に記録されたトピックの中からトピック選択が行われターゲティングされるというものだそう

トピックAPIによってターゲティング広告が出る仕組みは以下のプロセスを経る

  1. ユーザがウェブサイトを訪問
  2. ブラウザがユーザのトピックを推測 (ここでブラウザがトピックを保存)
  3. ユーザがディスプレイ広告があるサイトを訪問
  4. トピックがブラウザから再取得される
  5. トピックに基づいて広告が要求されて表示される

実際これが採用かどうかは不明だが、今後もその動向を注視したい

▼参考記事
https://gigazine.net/news/20220126-google-privacy-sandbox-topics-api/

Thumbnail image from: https://gigazine.net/news/20220126-google-privacy-sandbox-topics-api/