食のサブスクリプションの未来への可能性

GREEN SPOON』というスムージーが毎月届くサブスクリプションのブランドが気になっている。ただ毎月一定量スムージーが届くだけなら単純な食のサブスクリプションである。しかし、この食のサブスクリプションというものは『サブスクリプション』という今流行の言葉でパッケージングしているだけで、定期購入とさほど変わらないのが現実。コンテンツのサブスクリプションと違って、食の場合にはもっと利用する必然性なり(自分への)大義名分が必要になる。

その点においてこの『GREEN SPOON』に食のサブスクリプションの未来への可能性を感じた理由は、『パーソナルスムージー』である点である。簡単な質問に答えて自分のコンディションを入力すると、自分にあったスムージーがチョイスされて送られてくるという仕組み。

Photo from: https://green-spoon.jp/

この可愛らしいボックスに入った野菜やフルーツに牛乳や豆乳を入れてミキサーに放り込めば完成と手間いらず。『GREEN SPOON』のウェブサイトでは5分程度でコンディションに関する質問に回答することができる。その結果としていくつかのスムージーがおすすめされる。価格は、毎月8個送られてくるプランで、1個900円。1ヶ月で7,200円。初回は25%OFFらしい。一度試してみたくなる。

食のサブスクリプション × パーソナライズド

食のサブスクリプションの未来に可能性を感じたのは、この『パーソナライズド』という要素との掛け合わせである。ただ、同じ食べものが定額で届くのではなく、自分に合ったものが送られてくるという仕組みに大いに可能性を感じた。今回の場合、スムージーはその文脈に適していると思う。

Netflixでも閲覧履歴から様々な番組をレコメンドしてくるように、食のサブスクリプションも消費した感想や変化を基に届けられるものの内容が変質してくる、という要素が組み合わされば、もっと大きなコミュニティをつくることができるかもしれない、そう感じた。

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