ファミマ限定コスメとECプラットフォームの関係

2020年コスメ関係は大幅な売り上げ減少に苦しんでおり、市場調査会社による2020年8月の調査によれば、口紅の販売金額は前年同期比31.9%、ファンデーションは同62.2%、化粧下地も同67.2%と大幅に落ち込んでいる

主な要因は言わずもがなコロナ禍によるマスク着用による化粧シーンの減少

そんななか、ファミマでは11月から全国で『sopo (ソポ)』というファミマ限定のコスメブランドを展開した

『sopo』はECコスメプラットフォームの『NOIN (ノイン)』と提携し開発、ファミマはNOINユーザである10〜20代前半の女性ユーザを来店させることで目標として掲げている女性顧客獲得へ繋げる目論見だ

一方のNOINサイドも、NOINヘビーユーザである10代女性はクレジットカードを持っていない人が多く、決済をコンビニ決済に選択することが多いことから、ファミマでの決済手数料を0円にすることでファミマへ行く動線をつくり、店頭限定のsopoにEC用クーポンをつけることによって、再びNOINに誘導させる仕組みをつくった

sopo開発にはNOINユーザへのヒアリングをベースとしたことで、的確にティーンの関心を捉えたことでInstagramで人気に火が付き、発売週のファミマのメイクカテゴリーの売上実績は前年同週実績約140%となっているとのこと

ちなみにNOINはアプリを中心に人気を伸ばし、2019年には200万DL、累計流通額8億を達成しているお化けECコスメアプリである

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