GMOペパボはホスティングからECへシフト

GMOペパボの2020年実績は過去最高業績を達成し、売上高100億に到達、これから売上高20%成長を目指し、2025年における営業利益を2020年の9.2億円から2.7倍の25億円を目指していく決算説明会を実施した

GMOペパボは、GMOグループ傘下にジョインするまで、Paperboy & Co.という会社名で通称ペパボと呼ばれており、それまで個人で契約するには難しくハードルが高かったレンタルサーバ契約をとても安価でわかりやすいものとして提供し、個人のクリエイターのウェブにおける発信の縁の下の力持ちになっていた

以降も個人クリエイターを支援する独自性の高いサービスを次々に発表し、その変化点となったのが、個人でハンドメイド作品を作っている作家さんとユーザーを繋げて売買ができるようになった『minne』の登場から徐々にペパボがEC関連サービス企業としてその存在感を強めたという点である

実際今後の5年はEC関連を強化しますと言っていたのでよりその傾向は強まってくるだろう

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GAFAMの最新四半期決算

いわゆるGAFA(Google/Amazon/Facebook/Apple)にMicrosoftを加えたGAFAMの最新四半期の決算比較だが、ITの巨人たちはこの状況でさらに売上を伸ばしている

サムネイル画像のグラフは売上構成比の円グラフである

Googleは広告81%、課金12%、クラウド7%、YouTube広告が46%アップと広告を牽引し、クラウドも売上を拡大

AmazonはEC73%、AWS10%、サブスク6%、巣ごもり需要でECの売上が急上昇

Facebookは広告97%、広告依存型ではあるが、売上/純利益は過去最高となった

AppleはiPhone/iPad/Mac75%、サービス14%、売上は初の1,000億ドル超えを達成、最新のiPhoneの売上が好調

MicrosoftはOS・ソフトウェア・クラウドの3セグメントが同比率、特にエンタープライズ向けにシフトしたクラウドの売上がリモートワーク推進に伴い拡大

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リモートフィルムコンテストグランプリ作品『viewers:1』が面白い

東宝が共催して定期開催しているオーディションプロジェクト『GEMSTONEクリエイターズオーディション』の第6回テーマが『140秒以内の「リモートフィルム」作品』だったのだが、そのグランプリ作品がなかなかすごい

実際にYouTube動画を見てもらうのが一番だが、面白い着眼点だと思った

▼viewers:1 (YouTube)
https://youtu.be/FCIFAeHrkEE

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Googleのビッグデータ分析によって解釈される新型コロナウイルスにおける生活者の心理変化

Googleが検索エンジンの検索クエリデータを基にユーザの行動心理を分析している生活動向に関する定例調査を公開している

前回の緊急事態宣言との比較数値ではあるが、今回の緊急事態宣言下における生活者心理は、一定量の耐性ができているからか前向きな気持ちが上昇しており、不安な気持ちは横ばい推移している、実際の生活者心理としてはコロナ禍での生活様式になっていることがこうした部分からもうかがえる

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YouTubeの動画の一部を切り取ってシェアできる『クリップ共有』が近日リリース予定

Twitterをやっている人ならよくわかると思うが、現在、YouTubeの動画リンクをシェアしても動画もサムネイルすらタイムラインでは埋め込み表示をしてくれない

これはTwitterなど各SNSが自社SNSプラットフォーム内になるべく長く留まってほしいため、YouTubeなど外部に飛んでしまうとユーザが元のプラットフォームに戻ってこなくなる可能性が高いためによる措置である(ちなみに昔は埋め込みができていた)

ここでYouTubeが現在アルファ版としてテストしているのがYouTubeの動画の任意の一部を切り取ってSNSなどにシェアすることができる『クリップの共有』という機能である

TwitterなどでYouTube動画のプレビューを案内することができるので、この機能はなかなかの発明品というか、今後も動画拡散に関しては同様の機能がデファクトスタンダードになるのではないかと個人的には予想している

しかもクリップした動画の尺が30秒以上の場合、インストリーム広告やバンパー広告が挿入されるらしいので、YouTube広告的にも大きな変化点になるかもしれない

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音声SNS『Clubhouse』が突然国内で大盛り上がり

2021年1月下旬くらいからTwitterを中心に突如として米国発の音声チャット型SNSの『Clubhouse』が大盛り上がりしている

理由としては大手VCからかなりの額の資金調達がされた報道に反応した国内有名アーリーアダプターが使用しはじめたことによるかと思われる

その理由はこのSNSは現時点では招待制(しかも招待は電話番号でのショートメール形式)となっており、招待してほしいユーザーの声で溢れている状態だ

音声版Twitterとも呼ばれるこのSNSはユーザー同士でルームと呼ばれるLINEでいうところのグループチャットを作成し、声のみで会話を楽しむことができる

しかもこの音声はアーカイブで残ることがないのでスナップチャットやInstagramのストーリーズが流行した時と同様、ログが残る心配なく気軽に発信できる様式がウケているよう

ルーム内では喋る側の”スピーカー”と聴く側の”オーディエンス”とがはっきり役割されているが、スピーカー(モデレーター)が指名すれば、オーディエンスはスピーカーになることもできる

長らく固定化していた主要SNS構造にこのClubhouseが音声領域として加わるかもしれない

実はこのClubhouse、2020年5月27日に下記のようにキャッチアップしていた

いま米国で次世代SNSと呼ばれている新興サービスが音声SNSの『Clubhouse』
まだ今後一般普及するかどうかは微妙だが注視していく価値はあるかと思う
複数人でやるzoomやmeetのようにグループ単位で音声会話のみで交流するSNS
このコロナ禍により繋がりたい願望が成長の一端を担っているのではという予測もあるのでまだまだ今後の成長曲線は分からない
日本でもSNSとは少し異なるがstand.fmというウェブラジオのような音声コンテンツ発信が可能なプラットフォームが黎明期のnoteのような勢いで伸びているのでウェブ×音声は今後のトレンドになりそうだ

FOMO的とは?

最近、SNS関連のユーザ行動や心理について解説するときに、見かける頻度があがってきたなと感じる単語が『FOMO』である

『FOMO(フォモ/フォーモ)』とは『fear of missing out』の略語で、「取り残されることへの恐れ」を意味する

SNSの発達により情報が溢れるようになったことで、人々は常に周りが発信する最新情報に触れ続けていないとすぐに置いていかれる、継続的な関係が保てなくなる、成功へのチャンスを逃してしまう、といった恐怖を感じるようになる現象を指す

FOMO的な、という言葉が溢れ出す日もそう遠くないかも

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ターゲティング広告の脱クッキーはAI分析へ移行の兆し

かねて個人情報保護の観点からターゲティング広告技術に用いられていたクッキーを廃止する方向で業界が動いていたが、Googleが4月から新技術の試験運用をするとのこと

その技術が『コホートの協調機械学習』と呼ばれるもの

おそらく今後のAI活用における分析関連でウェブ上でこの『コホート』は頻繁に使用されるようになると(個人的には)思うので覚えてて損はないと思う

『コホート』とは統計学や人口学で用いられる共通の因子をもった集団のことを指す用語だ

もともとクッキーは、外部サーバが閲覧者(閲覧ブラウザ)に対して発行して個人と紐付けさせ、その行動履歴からユーザ属性・興味関心などをターゲティングするために使用していた

ただこれは特定個人に対して発行しているために個人情報保護観点から近年問題視されていた

今回の『コホートの協調機械学習』は、ブラウザにAIを組み込み、行動履歴を分析するのだが、似た行動履歴を持つ数千単位のユーザーをコホートとして括り、これらをターゲティングに活用する

コホート化することによって個人を特定させないように配慮するというものである

試験運用の結果も気になるところではあるが、これで一気に脱クッキーは進みそう

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全国市区のSDGs先進度ランキングが発表、鹿児島県はトップ25入りならず

日経新聞が全国市区のSDGs先進度ランキングトップ25を発表、掲載していた

1位はさいたま市、2位は京都市、3位が葛飾区という結果に

鹿児島県の市はランク入りしていなかった

まだまだ新しい指標なのでランクは調査のたびに大きく変動していくと思われるが、鹿児島県内だと大崎町あたりがもうすぐSDGs絡みでは全国区に露出してくるだろうか

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