感情で評価するというしくみの可能性

作品や体験をレビューする際に点数で評価する、というしくみは最もスタンダードな手法としてあらゆるメディアに取り入れられている。これまで観てきた映画の感想を備忘録としてアプリを使って記録し続けてきたが、ある程度の数が蓄積されてきた時にこれまで記録してきた作品を振り返ると自分のなかで小さな破綻が起こっていることに気が付く。

「これとこれが同じ点数か…」
「こっちよりあっちの方が点が高いけど興奮度合い的に果たしてそうだったか?」

みたいに、その場その場で判定している点数の基準にブレが生じているのである。なぜ点数評価基準がブレるのか。間違いなくその時の気分が基準のベースを乱しているからだ。

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